PROFILE

AROWの目指すところ

「性を真面目にオープンに」をキャッチフレーズとして全員がすぐに言える覚えやすいものにしました。
ただし、この裏に隠された最も大切で壮大な目標は、「日本に充実した性教育を普及させること」です。これが土台となってキャッチフレーズが生まれています。したがって、私たちはこの目標を常に目指して達成するために活動していきます。
そのようには言っても、いきなり日本社会を丸ごと変えることは難しい為、短期の目標として以下の二つを掲げました。

(ⅰ) 全員が主体性をもって定期的に活動すること

(ⅱ) 学内に安心して性について話せる場を作ること

理由は以下の通り。まず、創立メンバーは非常に忙しい人が多いこと。頻度は少なくても実りのある活動を展開し、信頼できる機関にしていきます。次に、日本の性教育を変えていく前に、自分たちの身近な環境でさえ整っていなかったこと。学内から発信することを初めの目標に置きました。

AROWの4つのセクター

それぞれが主体的に動くためにどの分野が必要であるか、何を変えていきたいかを話し合った結果、以下の4つを柱にしていくことになりました。

1.性教育

充実した性教育とは何か、今の問題点は何かを探究する。

また、実際に大学生やそのほかの様々な世代を対象に性教育を拡充する方策を見つけていく。

2.ハラスメント救援

セクシュアル・ハラスメント、SOGIハラスメントだけでなく、アカデミックハラスメントなど様々な場面で生じているハラスメントを問題視し、その現象に向けて取り組む。

3.LGBT+

他の多くの大学にはセクシュアルマイノリティサークルがあるが、現在は東北大学には存在していない(*以前はみとこんというサークルが存在していたが、現在は休眠状態にある。先に立ち上げて活動をされていた方々に敬意を表します)。また、講義が充実しているとは言えず知識が広まっていないため、まずはお互いの自主的学習、学び合いから始める。将来的には、AROWの内外でクローズドの自助グループを作ることも考えている。

4.男女格差

社会的構造として根深く残っている。例えば、賃金格差や育児介護、ミソジニー、環境型セクハラが見られる。これらの問題の探究と解決に取り組む。
目標を見失わずに、以上4つをメインに活動をしていきます。