HISTORY

創立の経緯

共同代表にとって、フラワーデモ(注:2019年3月に続いた性暴力の無罪判決を受けて日本全国で毎月11日に行われている、性暴力の撲滅と刑法改正を訴える活動)以前は性の問題について関心がある学生と繋がることができておらず、真剣に安心して議論、相談できる場が大学内に開かれて存在していませんでした。また、性暴力の刑法を改正しても、そもそも意識が変わらない限り原因はなくならないと考えました。性教育は「生きる」教育であり、人権教育、他者を思いやる教育ですが、日本では包括的性教育が行われず、ジェンダーバイアスにまみれた環境の中で、無意識のうちに植え付けられてきた偏見が根強いと考えています。そこで、フラワーデモで繋がった仲間、学内で関心のある仲間とサークルを立ち上げることにしました。
さらに、仙台にはジェンダー問題に取り組む団体が多くあることがフラワーデモを通して判明しましたが、どのように連携していくかで議論になりました。緩いネットワークでつながるという選択肢もあったが、学生を中心として動き、講演やイベントで協力態勢を築くことが今のベストな方法だと考え、ネットワークではなく学生団体としてスタートすることにしました。